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創作その7 週に一度の大バーゲン

Category: 創作  03/07 /2011 (Mon)

FEMデパート
 週に一度の大バーゲン

岩田倫子 「きょうはバーゲンの日よね。いいオスが見つかるといいんだけど」
池上秀美 「あら、倫子ったら。先週のバーゲンでは、なかなかの掘り出し物を手に入れたって、大学時代の仲間内でもうわさよ」
倫子 「まあ、知ってるの? うふ。従順だし、持ち物もけっこうよくって。でもね。お互い家庭を持ってつくづくわかったけど、オス奴隷は何匹いてもいいじゃない? 用途で使い分けしたいもの。チンポも1本や2本じゃ、すぐ飽きちゃうじゃない?」
秀美 「ほんとね。私なんて、いま掃除係のオス奴隷しか持ってないのよ。ほかの奴隷は飽きちゃったから、先日、回収業者さんにみんな売っちゃったのよ。だから、きょうは新しい玩具奴隷を買いにきたのね。ほら、今度、うちで大学時代の同期会のパーティやるでしょ。おもちゃを用意しておかないといけないから」
倫子 「あ、そうか、12月だったわね、パーティ。楽しみだわ。パーティに玩具奴隷がいなくちゃ格好つかないよね、確かに」
秀美 「でも、バーゲン品じゃ、みんなに馬鹿にされるかな」
倫子 「そんなことないわよ。ほら、バーゲン品の中から、面白い奴隷を探すのが、私たち女性のショッピングの楽しみでもあるんだから」
秀美 「そうよね」
倫子 「あらあら、開店前からもうこんなに女性が並んでるわよ。みんな奴隷探しってわけね。この様子だと、開店と同時にバーゲン会場に走らないと、いい奴隷取られちゃいそうだわ」

8階バーゲン会場

秀美 「うわ、きょうはたくさん、オスが売りに出てるわね。全裸でオリに入って勃起させてるオスがこれだけいると、目移りして困るわね。ええーと・・・。ああ、おもちゃ売り場はあそこね」
倫子 「ほんとだ。もう売り場から、オスの匂いがしてくるわ。あえぎ声も聞こえてくるわよ。ふふふ。みんな売り物で遊んでるのかなあ。困ったもんだわ(笑)」
秀美 「まあ、少しは試してみないとね。早く行こうよ」
倫子 「OK」

倫子 「あははは、さすがにおもちゃ売り場ね。オリに入っているオスだけじゃなくて、ほら、あそこ。天井からぶら下げられて、下から女の子が股間のひもを引っ張って遊んでる。こちらは、全裸で馬になって、女の子を乗せて歩いてる。午後からは、オス奴隷競馬まであるんだってよ。これだから、おもちゃ売り場は楽しいわ。一日ずっといても飽きないわね。何も知らないでオスを嬲ってた子供のころの気分に帰るっていうかな。子供のころ、クリスマスやら誕生日やら、いろんなオスを買ってもらったっけなあ。懐かしい気分になるわね」
秀美 「ははは。ところで、倫子はきょう、どんなおもちゃを探しているの?」
倫子 「ふふ。私の場合はとにかく持ち物が大きくて、何度でも飛ばすオス。これに限るわ。だって、おもちゃから汁を搾って搾って搾りぬくのが、一番好きなんですもの」
秀美 「もう、倫子ったら、学生時代と全然変わってないのね。でも、この前買った例の奴隷、結構体力あるんじゃないの?」
倫子 「まあ、あれは一日に3、4回は平気で汁を出すけど、いまいち声がよくなくって。口からよだれたらして、涙浮かべて、叫び声を上げながら何度も射精を哀願するおもちゃが欲しくって」
秀美 「そんなおもちゃ、近所迷惑にならない?」
倫子 「へへ、大丈夫。うちはそのために、この前、防音設備を完備したんだから。オリも5匹分あるし。射精の瞬間をとらえるためのビデオセットまでつけたんだから」
秀美 「もう、倫子ったら、やることが徹底してるんだから」
倫子 「まあね」

倫子 「お、これ、結構太くない? 私ったら、太さフェチなのよ」
秀美 「うん、アタマなんて、直径5センチ以上はあるわね。くびれ具合もなかなかいいわ」
倫子 「どれどれ、一日の射精能力は3回・・・。あーあ、これじゃ役立たず、物足りないわ、パス。いまいる奴より少ないぐらいだもの。最低5回は欲しいわ」
秀美 「じゃあ、これは?」
倫子 「うん、射精能力は平均6回かあ。なかなかね。太さ、長さもまあ許せるわ。問題は声ね」
秀美 「じゃあ、こいつ試射させてみなさいよ」
倫子 「そうね。えーーと、お店の人は・・・」

店員・柳沢良子 「ご用でございますか?」
倫子 「ああ、こいつを試射させてみたいんですけど」
店員・良子 「わかりました。試射室がこちらにございますから、どうぞ、お試しになってください」
倫子 「こちらね。じゃあ、ちょっと試させていただくわ。ほら、お前、名前は祐司ね。祐司、試射するわよ。来なさい」
祐司 「はい、ありがとうございます」

試射室

店員・良子 「ちょっと混み合ってますけど、あの12番の試射場が空きましたら、どうぞ、存分に搾ってみてください」
倫子 「12番ね。わかりましたわ。でも、それにしても、いつ来てもデパートの試射室って、すごい光景ね。ふふふ。まるでゴルフの練習場だわ。奴隷がずらりと並べられて、女性客が搾り出していて。あちこちから汁がピューピュー飛んでるわ。もうすごい匂いね。汚い汁で池みたいになってるし」
店員・良子 「精一杯、空調しているんですけど、やっぱりオスの汁の匂いはどうしようもなくて。申し訳ありません」
倫子 「あら、いいんですよ。奴隷がうめきながら、あちこちで発射させられている光景だけで、買い物は盛り上がって、楽しいですから」
店員・良子 「そう言ってくださって、助かります」

秀美 「倫子、私にも見せてね」
倫子 「いいわよ。こいつ、きっと面白いよ」

倫子 「さて、12番空いたわね。祐司! チンポをおっ勃てて向こうに向けて直立不動よ!!」
祐司 「は、はい」
倫子 「じゃあ、思いきり搾るわよ。きょうは試射だから、飛び方と声を見たいの。わかったわね」
祐司 「はい。がんばります」
倫子 「あら、いい握り心地ね。なかなか堅くっていいわよ。太さも申し分ないわ」
祐司 「あ、ありがとうございますう」
倫子 「じゃあ、しごくわよ。買ってもらいたかったら、せいぜい淫らに泣くのね!」

祐司 「は、はいーー」
倫子 「ほれほれ、根元からしごき上げたら・・・ふふふ」
祐司 「ううう」
秀美 「ねえ、倫子。こいつもう先っぽが濡れてるんじゃない?」
倫子 「ほんと。手にねばねばがつき始めたわ。相当感じやすいのね、お前」
祐司 「ううう。試射室に連れていかれると聞いたときから、もうたまらない気持ちになっておりまして・・・ううう」
倫子 「ふふ。もう搾ってもらいたくて仕方なかったってわけね。この感度抜群の淫乱奴隷が!!」
祐司 「うううう」
倫子 「ほれほれ、このくびれをいじってやろうか? 親指と人差し指でつまんで、くりくりしてやろうか? ほら、泣け! あえげ! もだえて狂え!!」
祐司 「ああああ、もう、お好きなように嬲ってください!! お願いします!!」
秀美 「じゃあ、私、このいやらしい乳首をいじってあげようかな。ほら」
祐司 「ああああああ。ひーー、たまりませんーーー!!」

倫子 「あらあら、もう洪水ね。じゃあ、ここでちょっと中断しようかな・・・うふふ」
祐司 「ええええーー。お願いですう。もっと、もっと、祐司を、この奴隷を嬲り尽くしてくださいーー。どうか、どうかーー、やめないでーーー」
倫子 「あら、いやらしい奴ね。自分から搾って欲しいって、おねだりしちゃうのね。おねだりされたら、やめたくなるわね、うふふ。私って、いじわるだから。オスが射精したくってたまらなくなると、やめたくなるわ。興奮させておいて、哀願させてじらすと楽しいのよ。出したいんでしょ。でも、だめ。お前が狂う様子をもっと楽しみたいわね。オスに生まれた我が身を、せいぜい嘆けばいいわ。そんな醜いもの、ぶら下げて生まれてきたお前が悪いんだからね!」
祐司 「ああああ、もう、もう、奴隷は気が狂ってしまいますう」
倫子 「ふふふ。気が狂ってしまう? あら、もう気が狂ってるんじゃなくて? 試射室には仕切りも何もないのよ。こんなに大勢の女性がいるところで、チンポ濡らして射精を大声でねだっている奴隷なんて、お前だけよ。ほんとに恥ずかしいオスね、うふ」
祐司 「でもーー、でもーー、ああーー、お願いですう!! どうか、どうか、奴隷をいかせてくださいーー!! 何でもいたしますからーー」

秀美 「ねえ、倫子。こいつの声がすごいから、ほかのお客がみんなこいつのこと見ているわよ」
倫子 「ふふふ。じゃあ、このあたりで、景気良く飛ばしてみるかな」
祐司 「ふうー、ふうー、おねが・・・い・・・ですう・・・」
倫子 「じゃあ、やるわよ。あの向こうの壁まで、汁を飛ばして見せなさいね!! ほら、思いっきりしごいてやるわ! ふふ、しごき甲斐のあるおもちゃね」
祐司 「ひーー、あああーー、いいーー、いいーー」
秀美 「あははは、こいつ、からだをぶるぶる震わせているわ。いやらしい腰の動き。勃起もひくひくしてる。まったく奴隷って、淫らね」
祐司 「ひーー、も、もうだめですうう」
倫子 「ほら、汚い汁を飛ばすのよ!!」
祐司 「ひひひひひーーー、うげえええええ」

秀美 「ああ、すごい。壁の上の方まで飛んだわよ。それも、結構大量ね」
倫子 「うん。なかなか声もよかったわ。結構、楽しませてくれそうなおもちゃだわ」

店員・良子 「いかがです?」
倫子 「気に入ったわ。で、こいつはいくらですの?」
店員・良子 「本日はバーゲンですから、1万円です。お安いでしょう?」
倫子 「ええ、こいつたった1万円でいいの? もらうことにするわ」
秀美 「倫子ったら、早速いい買い物したわね。なんか、うらやましいわ」
倫子 「秀美も早く探さないと、いいおもちゃなくなっちゃうわよ」
秀美 「そ、そうね」

秀美 「私はどれにしようかなあ。さっきの祐司見ちゃったら、どれも粗悪品に見えちゃって・・・」
倫子 「ふふふ。私、買い物上手だからね。秀美、おいしいオスの選び方わかる? 見る目のある女だけがおいしい思いできるのよ」
秀美 「もう、倫子ったら(笑)」

秀美 「さて、私はパーティ用だから、何より笑えるオスが必要ね」
店員・良子 「でしたら、この昭夫などいかがです?」
秀美 「へえ、どんなの?」
店員・良子 「昭夫の特技は、逆立ちしてのオナニーショー」
秀美 「ええーー、それ、ちょっと面白そう。だけど、いまいちだわ、ピンとこないなあ」
店員・良子 「そうですかあ。じゃあ、この芳樹はどうでしょう。全くさわらず、発射するのが特技」
秀美 「そんな奴いるのね。でも、もうちょっと笑えるのがいいなあ」
倫子 「秀美ったら、何、ぜいたく言ってるのよ。芳樹がパーティにいたら、遊べそうじゃないの。ラジコン奴隷とか言って・・・あははは。道端で、前触れもなく射精させて、道行く女性たちびっくり、とかね」
秀美 「もう、倫子ったら、まじめに探してよ!!」
倫子 「ごめん、ごめん」

秀美 「あ、こ、こいつ・・・ええーー」

倫子 「ひ、秀美、どうしたの?」
秀美 「こいつ、このオリの中にいるオス、この前、売っちゃった健一郎だわ・・・」
倫子 「へえー、もうリサイクルされてるんだあ。何という奇遇な再会・・・(笑)」
健一郎 「あ、秀美さまーー。健一郎でございます。お会いしたかったですう」
秀美 「お前、こんなところに売りに出されていたのね。買ってくれる女性がいたらいいわね」
健一郎 「秀美さまーー、そんな風におっしゃらないでくださいーー。いまでも、ほんとは、ほんとは、秀美さまのことが・・・」
秀美 「ふふ、私のことが?」
健一郎 「秀美さまに弄んでいただいた日々が忘れられず、秀美さまを思っては、もだえ苦しむ毎日なのですーー」
秀美 「へーー、そうなの。それはかわいそうにね」
倫子 「ははは、捨てられたオスのこの姿。見ていて痛快ね。ほら、秀美を見つけたら、もうこんなにビンビンにさせて・・・おっかしいわ」
秀美 「ほんとね。オス奴隷をボロ屑のように捨てるのは、女の楽しみのひとつね。ひどい仕打ちをすればするほど、燃え盛るのがオス奴隷というもの。その悲しい性(さが)を弄ぶのがサディスティックでたまらないのよね。しょせん、オスはオスだからね。それが運命というものよね。あははは」
健一郎 「うう・・・」

秀美 「あらあら、それにしても、こんなに勃起させちゃって。懐かしいわね。この亀頭の色、この裏筋。このチンポのホクロは、間違いなく健一郎だわ。お前のからだはすみずみまで嬲り尽くしたからね。知らないところはないのよ、あははは」
健一郎 「どうか、どうか、もう一度、健一郎を買ってくださいーー。弄んでくださいーー」
秀美 「ふふ、売り飛ばされたくせに、また買って欲しいって言うの? 私が忘れられないってわけ?」
健一郎 「忘れられませんーー。健一郎は、秀美さまになら、どんなに嬲られようと幸せなのですう。秀美さまに遊ばれるために生きているんですう」
秀美 「あら、かわいいこと言うじゃないの、オスの分際で」

倫子 「ふーーん。いっそのこと、健一郎を買い戻しちゃったら?」
秀美 「買い戻す? ええー、またこいつを? 私が? だって、1回捨てたのよ」
倫子 「私が見たところでは、こいつはなかなかの奴隷よ。秀美が買わないなら、私が買おうかな。1匹買うも2匹買うも一緒だし・・・」
秀美 「ちょっと待ってよ。オス奴隷選びの天才の倫子に言われると、ちょっと惜しくなってきちゃったじゃないの」
倫子 「会っただけで、こんなに勃起させて、サイズもいいじゃないの。それにチンポから出る先走りの量は、どう考えても、一流の奴隷店のブランドものでも、ここまではいかないわ。これは、見ているだけでも、かなり楽しめる奴隷よ。こういう奴隷が、掘り出し物っていうのよ。まあ、放り出した人に見る目がなかったっていうか・・・」
秀美 「うわーー、ひどーい」

倫子 「でも、正直、こいつは掘り出し物の部類よ。秀美を見ただけで、ほら、床がべたべたになるぐらい濡らしてるわ」
秀美 「飼ってたときには気にしてなかったけど、捨ててから、余計、面白いからだになったみたいだわ、確かに」
倫子 「うんうん、秀美に捨てられて、マゾの血が刺激されて、余計に淫らさに磨きがかかったのかもね」
秀美 「もともと、こいつはすごい淫らなオスでね。友達を呼んだときなんか、全裸で自己紹介させただけで、友達の洋服まで飛んじゃって汚しちゃってね。おまけにこのサイズでしょ? みんなでチン拓とったり、輪投げして遊んだり、もう楽しかったわ。もう大笑い。くびれにひもをひっかけて、公園を散歩もしたなあ。歩くごとに道にチンポ汁が点々とつくもんだから、道行く女性も小さな女の子たちも大笑いしてたわねえ」
倫子 「へえ、それはぜひ見たいわね。売るにしても、回収業者なんかじゃなくて、見世物小屋だったら、もっと高く売れたでしょうにね」
秀美 「うーーん、そういう手もあったんだ。あとね、ダッチワイフ相手に本気でセックスさせて、見物させてもらったっけ。ダッチワイフのあそこを一生懸命なめながら、勃起させているオスって、最高の見世物だったわ、あははは。これビデオにも撮ったから、今度、倫子にも見せてあげるよ」
倫子 「はははは、それ、絶対見たい!! で、こいつの射精能力は?」
秀美 「うん、へへへ。実はさっき倫子が買った奴隷よりすごいかも」
倫子 「ええーー、そうなの? 射精の量も」
秀美 「出る出る。そりゃもう、どくどく出るわね」
倫子 「おまけにこの太さ・・・ああ、私、こいつ欲しいわあ。ね、こいつ、私に頂戴。私が買うーー。私、こいつをめちゃくちゃに弄びたいーー」
秀美 「ええーー、だめよ。健一郎は私がこういうからだに仕上げたんだからね」

店員・良子 「健一郎は1万5000円ですが・・・」
秀美 「買うわ、私、買い戻すわ」

倫子 「ふふ、いい買い物ができたわね、お互いに」
秀美 「なんか、はめられた気分だけど・・・(笑)」

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創作その6 お嬢様 午後の戯れ

Category: 創作  03/05 /2011 (Sat)

お嬢様 午後の戯れ

anka-illust02


恵美子「ふふ、ぶざまな格好ね。素敵よ」
洋輔「し、しあわせでございますう」
恵美子「そう? しあわせなのね」
洋輔「お嬢様に楽しんでいただけるだけで・・・」
恵美子「そうね。お前は私の下僕だものね。私が楽しむためにある、お道具よ。私のためなら、どんなことでもしなくちゃだめなのよ」
洋輔「は、はい。ど、どんなことでも、洋輔にできることなら・・・」
恵美子「 そう。どんなに恥ずかしいことでもね。うふふ。あら、お前のお尻が醜いから、お花が余計に綺麗に見えるわ。お前、役立たずだけど、花瓶としては、役に立つのねふふ」
洋輔「そういっていただけるだけで・・・」
恵美子「し・あ・わ・せ・・・かしら? 卑しい下僕の幸せね。お似合いよ。おほほほ」

anka-illust03


恵美子「お前の恥ずかしい姿を見てたら、犯したくなっちゃったわ。ふふ、マゾ犬のお前にとってはたまらないご褒美かしらね」
洋輔「あ、ありがとうございますう・・・ああ、お嬢様、ああ」
恵美子「もっと泣くのよ。ほら。泣き叫んで私を楽しませるのよ」
洋輔「ううう・・・あああ」
恵美子「ああ、いいわ。楽しいわ。それ、もっと突いてやる。ほら」
洋輔「ひーー、ぐぐぐうう」
恵美子「ほら、下僕! オス犬!! 泣け! 泣くのよ!!」
洋輔「お、お嬢様、そんなに・・・た、たまりません・・・うう」
恵美子「それ、それ、お前の腰がいやらしく動いてるわ。ああ、とっても淫らよ。もっともっと狂うがいいわ」
洋輔「うぐぐぐ・・・」
恵美子「あーあ、楽しいわ。洋輔、お前って、最高のおもちゃよ!」

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創作その5 オフィスの嬲りもの

Category: 創作  03/04 /2011 (Fri)

オフィスの嬲りもの

吉野弘子・人事課長「お前ね。営業部の山田啓太、またミスしたのね。この役立たず!! ほら、何を黙っているの? お前みたいに失敗ばかりされたんじゃ、お前を採用した私たち人事部の担当者の手腕が疑われちゃうのよ。お前の上司の高橋美也子部長からも、ほら、どんなに恥ずかしい目に合わせてもいい、っていう承諾書ももらっているの」

illust01


山田「うう、恥ずかしいです・・・」
弘子課長「そりゃ、恥ずかしいでしょうね。私の前で、しかも会社の中で全裸でチンポ勃起させているんですものね、ふふ。すっかり丸見えよ。お前のいやらしく膨らんだ亀頭から、チンポのそり具合まで・・・あははは。せっかくだから、お前のこの人事資料にこの格好の写真を撮って、参考につけておきましょうね。それとも、食堂の掲示板に出しておこうかな。ふふ、もうすぐ昼休みだし、その方が楽しそうね」
山田「うう・・・」

弘子課長「でも、お前、そんな恥ずかしい格好させられているのに、どうして、こんなに興奮しているの? お前、反省してないんじゃないの?」
山田「い、いえ、反省しております・・・信じてください」
弘子課長「どうだかね。反省しているのなら、そこが勃起しているのは、どういうわけかしら? おかしいわね」
山田「うう、身体が、身体が勝手に・・・反応してしまって・・・申し訳ありません・・・」
弘子課長「あら、お前は、裸にされて、辱められると興奮しちゃうのかしら? もしかして、お前、マゾなの? あらあら、いやらしい汁までこぼれてきたわ。そうなのね。お前、実はこういう風に弄ばれるとどうしようもなく興奮してしまうオスマゾなのね!」
山田「ううう」
弘子課長「どうなの? お前、マゾなの? 答えなさい!!」
山田「・・・」
弘子課長「聞かれたことには答えるものよ、いやらしいオスのくせに!! こんな格好でビンビンに勃起させて」
山田「うう、申し訳ありません・・・私、山田啓太はマ、マゾ・・・ですう。オスマゾなんですう・・・」

弘子課長「ふふ、やっぱりね。だったら、マゾのお前にはもう、うれしくてたまらないでしょう? 私がお前の恥ずかしい姿をじっくり観察してあげてるんだから。ほら、チンポがひくひくしてるよ。ああ、オスマゾのいやらしい匂いがぷんぷんしてるよ」
山田「・・・う、うれしいですう」
弘子課長「あははは、この変態!! 馬鹿なやつ!」
山田「ああ・・・」
弘子課長「ふふ、変態呼ばわりされたとたんに、あえぎ声か。ははは、そんなに切ないか? しかし、お前がこんなオスマゾだったとはねえ。早速、営業部長に報告しないといけないわね。お前、きっと明日から、営業部で女性社員の奴隷にされるわね。きっと営業部の中では全裸を命令されるわね。そして、お茶くみからマッサージ、昼休みには、思いっきり犯されるわ。高橋部長、実は男を嬲るのが大好きらしいわ。運がよければ、このチンポが擦り切れるまでいたぶってくれるかも知れないわ。それとも、お前の舌を思う存分に使って、性欲処理の道具にするかしら。ふふ。どう? お前、うれしいでしょう」
山田「は、はい」

shacho-illust


弘子課長「そうだ、このまま、営業部に行きましょう。まずは、この恥ずかしい格好でも勃起させているお前のオスマゾぶりをみんなにお披露目しなくちゃね。営業部の山田がオスマゾだってことを教えてあげないとね。これも私たち、人事部の大切な仕事だわ、ふふ。みんな大騒ぎよ、きっと。女性社員が30人もいる部屋にお前が全裸で登場するんだものね。しかも、チンポに血管浮かせて、おまけに先っぽをヌラヌラ濡らしてね。傑作だわ」
山田「うう、恥ずかしいですう。どうか、どうか、それだけは・・・」
弘子課長「ふふ、許してほしいの? でも、うそはいけないわね。お前の身体は、みんなに見られて馬鹿にされたいって、必死に背伸びして、おまけに泣いてお願いしてるじゃないの。違って?」
山田「ああ」
弘子課長「ふふ、オスマゾ!! お前の身体は、そういう身体なんだよ!! 全裸で見世物にされたい、って、お前のチンポが哀願してるんだよ」
山田「うううう」
弘子課長「さあ、行くわよ。女性社員全員にお前のマゾぶりを見てもらいなさい。でも、射精は許さないわ。どんなに嬲られても、我慢するのよ。切なくて、気が狂うはずよ。彼女たち、ストレスたまっているから、お前のチンポを嬲り尽くすでしょうね。ふふ、マゾのお前がどこまで耐えられるかしら。どんな惨めな顔になることやら、ああ、楽しみね」

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幸福―第1章

Category: 創作  03/04 /2011 (Fri)

幸福―第1章

 淫蕩な性格が禍したのか。
 世にいう幸福とは一番遠いところで生活しているのかも知れぬ。
 否、淫蕩とは異なる。
 異常な性癖といった方が言い得ている。
 その性癖こそが、この生身を淫蕩にさせ、私の精神を放浪させているのだ。
 しかし、淫らな感情の赴くままに、これまで生き長らえていることを思うとき、あながち不幸とは言えないかも知れぬ。

 女性への執着は、男が持つ生来の性癖だ。生まれ落ちたときから、男は女性に目を凝らす。女性を身近に感じようと蠢き、女性の愛を求めて生きる。そこに疑う余地はない。私も、女性の深い愛情に飢えて、いままで生きてきた。

 ああ、女性がなぜ、この世にいるのだ。なぜ、神は、女性という生き物を生み出したのだ。ああ、女性の前で、いかに男は矮小であることか。決定的な落差を神はなぜ創造されたのか。

 これから、語ることは、幸福な皆さんは信じまい。しかし、これは、間違いなく「幸福な男」の記録なのだ。

      □      □

 私は地方の小さな都市で生まれた。父親は自分で商売をしており、母は、その商売を手伝うかたわら、私を育ててくれた。何の不自由もない生活を与えてくれた両親に感謝こそすれ、不満はない。貧しくはなく、高校を出た私は、少しばかり勉強ができたものだから、東京のある有名私学に現役で進学した。法学を専攻したが、とくに進路を描いていたわけでもない。ほかの大学生と同様、時間ばかりを浪費していた。そんなときに出会ったのが、律子であった。

 律子は私が大学内で所属していたあるサークル活動の一つ上の先輩だった。律子も現役組だったから、年齢も一つ上だったと記憶している。東京生まれの律子は、いつも洗練された身なりをしていた。真っ白な細かいフリルの飾られたブラウスに、黒い飾り気のないスカート。髪は黒く、肩にかかり、かきあげる様が可憐だった。眼差しは、黒目が大きく、表情に乱れたところはなく、可愛くもあり、また美人という形容も似合う。声もやや丸みを帯びた高音で、律子が笑うだけで、場がなごむ、そんな雰囲気を醸し出していた。

 世にいう「清楚」という表現も似合うと私は思った。従って、律子を好ましいと思う男はあちこちにいて、様々なやり方で、律子に近づこうとしていた。かくいう、この私もその端くれではあった。しかし、生来の内気な性格ゆえか、律子に思いを告げることはできないまま、じっと律子の仕草を仰ぎ見ていたというのが正確なところだ。

 だが、私が清らかな感情で、律子を見ていたとは言えぬ。男は、だれしも、自らの器官が自己の制御を離れて、勝手に蠢き出すときを迎える。その対称療法として学ぶ非生産的な自慰行為が、いよいよ制動不能な身体へと自らを育て上げていく自己矛盾を内包してさえいる。私もそんな自然な男の身体を与えられ、その発展段階を経験していた。性の苦悶を知り始めていた男にとって、律子との出会いは、あまりに不幸であり、不幸であるからこその幸福でもあった。律子は夢想の中で、いつも淫らな女であったのだ。

 律子の背中に浮かぶブラジャーの線を後方から凝視した。そのよじれたような白い細ひもに、激しい妬みを覚えたものだ。あの縫い目は、律子の香ばしい汗を吸っているはず。律子だけが発する香りにまみれているに違いない。ああ、気が狂いそうだ。網目模様のストッキングに狂喜、嫉妬したことも数えることはできない。律子の美しい足にからみつき、足の蒸れを吸い取るあの薄い合繊の幸福たるや、想像を絶する。律子の足元を盗み見ることが私の密かな日常の悦楽であり、律子を自由にしているという卑屈な絶頂感をむさぼった。スカートの中の閉鎖空間の幸福は如何ばかりか。律子の秘所を覆う布切れを嫉妬から殺してよいものなら、何度、罪を犯したかわからぬほどだ。

 律子を思いえがくとき、いつも激しく性的に興奮した。しかし、律子を抱きたいという願望はついぞなかった。高まりを静める映像は、いつも律子の肌に圧迫される図か、あるいは、律子の笑い声がこだましていた。律子は性交の対象ではなかった。律子を仰ぎ見ることだけが、私に衝撃的な興奮を呼び起こしていた。

 間もなく、そんな律子の心を独り占めしている男が、どうやら存在していることを知った。そのことは、私を一層苦しめ、いきおい、さらに異常な快楽へと、悶え狂わせてくれるようになった。

 ああ、あの男の腕の中で、律子はどんな声を上げているのか。秘所に流れる愛液は、決して私の口元を潤すことはないが、そこに、あの男の部分が収まっては離れていく。そのかたわらで、顔面を律子のあふれさす愛液で満たされ続けるだけの私が「主人公」になった。性交を楽しむ男と、そのかたわらで、奴隷のように拘束され、玩具のように、律子が快楽をむさぼるためだけに用意された性奴隷。その後者の境遇を思い描いては、性的衝動を抑えきれぬ日々が私の日常となっていた。

 あの豊満な尻の下で、律子を楽しませるだけに使われる性奴隷の密かな喜び。その淫らな痴夢を自らかき消すことは全く不可能であった。律子は白日夢の中で私の精を激しく絞り続けていたのだから。

 律子が、ある日、目を真っ赤に泣き腫らして、活動部屋に飛び込んできた。一人で調べものをしていた私だったが、律子の忠実な観察者であった私は、その異常な雰囲気に気がついた。律子のブラウスの胸のボタンがはじけ、ミニスカートからのぞくベージュの光沢のあるストッキングが少し伝線している。涙に濡れた目は、その奥に、一筋のすさまじく妖しい光を帯び、呆然と眺めていた私を異様な笑みを浮かべながら、にらみつけていた。たじろいだ。しかし、美しかった。夢の中の律子に如何ばかりか似ていたからだ。

 「ふふ、いい気味だわ。いい気味」
 律子はだれに言うでもなく、しかし、私から目を離さずに繰り返していた。
 「律子さん、どうしたんですか。ひどい格好だ」
 「そうね、きっといま、私はひどい格好に違いないわ。でも、いい? いま私は、この格好よりも、もっとひどいことをしてきたし、考えてもいるわ。あなた聞いてくれるわね」

 あの律子が、語ろうとする言葉を、どうして拒否できようか。隠れた律子への思いが心の中でふつふつとしていた私にとっては、すべてを受け入れるのは自然なことだ。

 「聞かせて欲しい。律子さんのことなら、何だって知りたい」

 「そう。あなたに彼女はいるの?」
 「いえ、いま、おりません」
 「これまでにいたことはあるの?」
 「え、ええ、高校時代に少しだけ付き合った女性がいました」
 「そう、それはよかったわ。でも、なぜ、別れたの。あなたが振ったの?」
 「いえ、なんとなく、自然消滅っていうんでしょうか」

 律子が私を凝視する。

 「自然消滅? おかしいわ。そんなもの女と男の間にはない。あるのは、どちらかが相手を見捨てることだけ。違う? 自然消滅なんて、恋愛の結末ではないわ。あなたのしてきたことは恋愛なんかじゃない。ただの友情に毛が生えた程度の恋愛ごっこだわ。本当の恋愛は、必ずどちらかがみじめに捨てられる。捨てられた方は、泣き、自分を責め、一生忘れられない傷を負う。捨てた方は、笑って、その姿を嘲り、次の獲物を探す準備を始めるの。捨てる方は、いつだって、捨てる方。そして、捨てられる者は、いつだって捨てられる運命にあるわ。あなたがどちらの種類の人間だか、いまはわからないでしょうね。でも、私が教えてあげるわ」

 律子の言葉が背中で響いていた。音響が背中から、腰までをたたいた。捨てられる運命の男・・・。律子は私の心の中に棲む何を見たというのか。

 「あら、不思議そうな顔をしているわ。まあ、無理もないわね。女と男の闘いをしたことがないあなたには、何のことか、見当もつかないって、表情だわ」

 律子は、悪戯そうな目をして続ける。

 「あなた、さっき、この私の格好をひどい格好だ、と言ったわ。どうして、こんな格好をしているか、教えてあげましょう。いま、たったいま、私は男を捨ててきたところよ。ふふ、ぼろ雑巾のように、使うだけ使って捨ててきた。別れ話を持ち出したとたん、男は泣いた。この私にすがりついたの。捨てないでくれって。でも、私はもうあいつは必要なくなった。だから捨てることにした。そりゃ、とっても愛していたこともあった。でも、いくら懇談されたって、もういらないものはいらなくなってしまったの。だから、そう言ってやった。そしたら、あいつ、狂ったように私に抱きついてきた。それがこの格好のわけ。ああ、おかしかったわ。捨てられる瞬間の男の哀れさ。私はいつだって、そんな男の姿を見たいがために恋愛をするの。恋愛しながらも、いつだって、男の哀れな姿を探しているわ。突き落とし、突き落として、男がどんどん卑屈になっていくのを見るのが喜び。それが、私の愛し方。そういう愛し方しかできないし、それでいいと思っているわ。最後までついて来られない男は捨てるだけ。だって、私には全く価値のない男ということだから、仕方ないでしょう」

 律子は、そう言うと、私の太股に手をかけた。熱いと思った。律子はその美しい顔を寄せて、さらに言葉をつぐ。

 「あなたが私に好意を持っていることは気がついていたわ。いえ、好意とは奇麗事ね。あなたの淫らな、そして卑屈な欲望とでも言い換えましょうか。私は、今度の獲物をあなたにしようかと思っている。あいつを捨てたのも、あなたが欲しくなったからよ。私は、欲しくなった男は必ず手に入れる女。いま、あなたが私の新しい獲物になることは、もうとっくに決まっていたことなの。私のそばにいられることが、あなたの幸福だってことは、あなたが一番、わかっているはずだわ」

 律子の口から、かすかに唾が飛散したように見えた。その小さな粒が霧吹きのように、私の顔にはりついたことを敏感に感じ取っていた。甘美だった。その中で、律子の言葉が暗示のようにこだます。催眠術師も、これだけの所作で男を酩酊させることは難しかろう。呆然と律子のきつく縛り付けるような眼差しを眺めながら、律子の言葉を待ち続けるしかなかった。

 「つまり、あなたは、捨てられる運命の男。どう? 私のそばにずっといて、最後はぼろ雑巾のように捨てられたいんではなくて? 私に嘲り笑われながら、そして、泣きながら、私に哀願する。そんな男になりたいのではなくて? 捨てられる運命のために、恋愛をする。あなたは、そういう愛し方しかできないわ。わかる? そうよ。捨てる愛と捨てられる愛。私たち、とってもお似合いのカップルになれるわ。素敵じゃない。私もあなたも、それで幸せになれる。こんな素晴らしい出会いがほかにあるかしら」

 捨てられる運命にある男。私にそう宣告している。律子は、私に何を見たのか。しかし、当惑の時間は短かった。

 ああ、それが夢の中で私を隷属させた律子の恋愛そのものだったのだ。驚愕するとともに、恋愛は、結末を楽しむためにするものという律子の言葉が素直に私に染み入るのを傍観者のようにながめ、麻酔をかけられた手術台の患者のように、そのまま受け入れているしかなかった。

 「恋愛に平等な過程はない。燃えたが最後、より燃えた方がいつだって、相手の従属物になる。どちらが先に相手に火をつけるか。火をつけられた方は、燃え盛る炎の中で、盲目的に、相手の愛情を探し、その愛が減じていくのをいつだって畏れながら、濡れた目をして追いかける。火をつけた方は、その姿をいつだって、楽しむことができる。その快楽を見続けることこそが、主人の愛。そう、これは愛なの。従者の惨めさを見つめる寛容さを持った主人。これが最高の愛情でなくて、いったい何でしょう。見つめてもらうことができなければ、狂い死んでしまう従者にとって、かけがえのない愛情にほかならない。そして、従者は、主人を探し、一層、わが身の炎を燃え上がらせてくれるように、必死に仕向けて媚びを売る。あなたは、とうにその主人を見出していた」

 ああ、律子は、この私を惨めな従者として選んでくれたのか。そして、いままさに、私の心に、従者たらしめる火を灯そうとしてくれているのか。その行為自体も、律子の愛。私への律子の愛なのだ。男と女は、いつだって、金槌になるか、金床になるか、その二つしかないという。いま律子は、この私を打ち続ける金槌になろうとしてくれているのか。あのワンダのように。

 律子のもとで、律子の愛情を受けることができるなら、この上ない幸福だ。結末は捨てられる運命。ならば、その惨めな結末を迎える楽しみを享受する自由が私に与えられたことになる。いかに惨めに捨てられるか、いかに惨めに律子に追いすがるか。その姿で、律子が劣情をかきたてられ、愛を増幅させる。それが、この私をも歓喜させるのだ。それは、とても深い愛の行為ではないか。律子という金槌の痛みを受けることこそ、私だけに許された密かな快楽なのだ。

 「あなたは頭がいい男。私の愛をすでに感じ取ったわ。私はいま、とても幸福。あなたという、素晴らしい恋人に恵まれた。そう、あなたは、私の恋人。最愛の男性と言い換えてもいい。そして、私はいま、あなただけを愛さずにはいられない。あなたしか見えない。あなたを心から愛している。わかってもらえるのね、あなたには」

 そこまで言うと、律子は私から、少し離れ、椅子に腰掛けた。目の前にある律子の姿態を直視したかったが、してはならぬことように思えて、足元の黒くすすめたような床の模様を眺めた。

 「わかります。律子さんの愛が感じられる。律子さんの愛にこたえるためなら、どんなことでもしたくなってきている。いま、私も、律子さんの愛で満たされていっていることが、はっきり感じとれている」

 「うれしい。やっぱり、あなたはそういう男だった。いま二人、だれよりも幸せな時が始まったのよ。ああ、なんて幸福なのでしょう。あなたは私だけの男。これから、思いっきり、あなたを愛するでしょう。あなたは、私の愛をいくらでも受け続けることができるわ」

 律子が椅子から腰を上げ、近づいている。気がつくと、柔かなそうな太股が、私の目の前まで進んでいた。唇に濡れた感触が吸いつく。律子の唾液は甘かった。そのあたたかさを忘れまいと、私は全身で吸った。

 律子の部屋に呼ばれたのは、あれから1カ月後のことだった。親元を離れ、都心で一人暮しをしていることは知っていた。しかし部屋を訪ねたことは一度もなかった。2週間前の雨の日に二人で銀座に出て、流行の映画を観たあと、律子は大学の活動にも顔を出さず、電話をかけても、留守番電話のままだった。それだけに、部屋に遊びに来ないか、と連絡を受けた私は、狂喜したといっていい。会いたかった。律子の好きな香水の香りすらを忘れてしまうのではないかと畏れていた矢先の連絡でもあったからだ。

 もっと正直になろう。律子の愛を受けないではいられない、激しい衝動に、もはやこの身が張り裂けそうだったのだ。

 もう律子以外、見えなくなっていた。律子の愛を追いかけることが、己の生を実感できる唯一の時間になっていた。律子の眼差しを思い描いては、その冷たい愛のぬくもりが想像のかたすみに消えてしまわぬよう、もがいていた。

 律子の部屋は8階建てマンションの最上階にあった。玄関には小さな鉢植えが置かれ、見覚えのある花柄の傘が、そっと立てかけられていた。ああ、まさに映画を観た日に律子がさしていた傘だ。律子の愛が、この茶色のドアの中で、息づいている。そう思うと、律子と息遣いをともにしているような小さなサボテンの針までに大いなる嫉妬を覚えた。その針で腕をちくりと刺せば、その痛みが律子の愛であるかのような気がした。震える手で、ブザーを押した。

 「どうぞ。開いてるわ。お入りなさい」

 間違いなく、律子の声だ。高鳴る胸の鼓動を感じた。愛する人に、いま会えると思っただけで、からだが震える。幸福感が全身を満たしているように思える。これが、幸せというものだ、と私は思った。

 「あら、遅かったわね。まあ、よいわ。きょうは、あなたに話があったの。どうしても、しておきたいこと。聞いておきたいこと、と言ってもいいわ。さあ、上がって、そこのソファに腰をかけていて。いま、冷たいものを入れてくる」

 髪を濃いピンクのヘアバンドでアップに束ねた律子を初めて見た。いつもは、黒い輝いた髪をかき上げる律子の姿ばかりを見ていた。そうだ、律子の日常に、私はいるのだ。それにしても、あの台所で氷を出している律子の格好はどうだ。ああ、愛する男性のために、かいがいしく動いている可愛い女性のそれではないか。これは不思議な光景だった。男を捨てることに燃え盛る女性が、どうだ。バレンタインデーに手製のチョコレートを作り、駅のホームで固唾を飲んで手渡す機会を待っているセーラー服の少女のような純真な姿じゃないか。

 「律子さん、これまでどうしてたんですか。大学にも顔を出さず、心配してました」

 「あら、ごめんなさい。別に体調を崩したりしていたわけじゃない。いろいろ考え事やら、書き物やら、そんなことをしていただけ。そう、あなたのことをずっと考えていた」

 ペットボトルを傾けながら、少し私を見た。

 「私のこと?」
 「そう、あなたのことを」

 小さな黒いテーブルにジュースの入ったグラスを置くと、律子は黙って、私の目をまっすぐに見つめた。そして、白い封筒を差し出し、読めと命じた。

 愛しいあなたへ。
 あなたを愛しております。
 いつだって、かたときもあなたを忘れたことはありません。
 きのうも、実はあなたを思って、身体が熱くなるのを抑えることはできなかった。
 なぜ、いまここにあなたがいないのか。
 ああ、それがうらめしくもありました。
 この乳房をあなたのやさしい手が包み込んでくれたら、とろけてしまうでしょう。
 私はあなたのものだと、実感できる幸福に包まれています。
 ああ、だから、だから、私はこう思うのです。
 私はやはり、あなたを私の愛のお仲間に入れてはいけない。
 あまりに私の愛は激しすぎる。
 あなたに私の愛を受け止めるように求めることは、いかにも不誠実だ、と思わずにはいられなくなったのです。
 さあ、いま、たったいま、あなたは私の愛を忘れてください。
 愛のときが一瞬でも存在したことも、忘れて欲しいと思います。
 それが、私からのあなたへの愛だと、感じてくだされば、うれしい。

                           律子

 「どういうことですか、律子さん。私は、あなたを愛している。あなたが私を愛する以上に、私は愛している。なのに、なぜ、こんな」

 律子は大きく笑って、こう言った。

「これは、前の男にあげた手紙。正しくは、その下書き。この手紙を渡し、その場で読ませたときの男は傑作だった。いまのあなたと同じことを言ったわ。私を愛していると繰り返した」

 どういうことだ。もう私を捨てる快楽をむさぼろうと言うのか。律子の心を推測するには、動揺しすぎていた。律子をにらんだかも知れない。

 「なぜ、これを私にいま読ませるのか、理解できない」

 律子は、その大きな目をまっすぐに私に向ける。

 「私もあなたを愛しているわ。いえ、きっと、この私の方が愛しているに違いない。だから、結末はいつだって、こうなる。愛を続ければ、あなたは、きっと生きていることができなくなる。それがわかるから、愛はいまのうちに止めなくてはならない。だから、あなたがいずれ迎える結末を教えてあげておこうと思ったの。手紙を読んで怖いと思った? それとも、あなたには甘美に映ったかしら」

 「言っていることがわからない。愛を続けなければ、むしろ、私は生きていることができないとすら、真剣に思っているのに」

 「何も言わずに、私から離れなさい、と、いま私は言っているの。何も聞かず、たったいま、ここから出ていく方がいい」

 律子に何があったのか。気が変わったということなのか。しかし、律子を失ってはならない、という心の叫びだけがこだましてくる。

 「いやです。律子さんを失うことなんて、できない。ましてや、自分から、この場を立ち去るなんて、どうしてできますか。愛する人を前にして」

 「わかってないのね、あなたは。私の愛は激しすぎる。あなたは、このまま愛を受け続ければ、燃え尽きてしまう。そう言っているの」

 「燃え尽きてもいい。律子さんの愛で、この身が燃えてなくなるなら、それこそ本望だ。それが私からの律子さんへの愛。これではいけないの?」

 「可哀想な人だわ。あなたという男は・・・。遅かったのかも知れない。あなたにもっと早く忠告しておくべきだったのかも知れないわね。私の愛で燃え尽きるのが本望? あなたはいま、そう言ったわ。軽々しく口にすべき言葉でないわ。そう、私のような激しい愛を持った女に、絶対言ってはいけない言葉よ。早く取り消しなさい。たったいま、早く」

 「取り消したりなんかしない。私の本心だから。絶対、取り消したりしない、できない」

 律子は、不気味な笑みを浮かべながら、じっと私の顔を見つめた。そして、いきなり、平手が私の頬を打った。

 「さあ、いまなら、まだ間に合うわ。取り消しなさい!」

 「できません、それだけは・・・」

 「どうしても、できないというのね。残念だわ。ああ、私の過ちだったようね。遅すぎたのね。もう、遅いのね。そうなのね」

 律子は思いつめたように、目を伏せ、そう繰り返していた。

 「律子さん。私はあなたに火をつけられた男。燃やされるなら、やはり、あなたの手で燃やされたい。この思いを偽ることは、私にはできないのです。どうか、わかって欲しい。この私の思いを。否、あなたは本当はわかっているのではないですか。私が、あなたから逃れることなんて、もはやできないことを。あなたは、そのことを知り尽くして、こんなゲームをしている。残忍なゲームを。そう、律子さん、まったく、あなたらしいやり方で、ゲームを楽しんでいるだけなのではないですか」

 律子は大きく笑った。そして、すぐに厳しい眼差しに変えて、私の顔をのぞき込んだ。

 「ゲームですって。私がいま、ゲームを仕掛けていると言うのね。ゲームなら、負けても命を落とすことはないわ。でも、これは、間違いなく命をかけたもの。思い違いもはなはだしいわ」

 「律子さん。あなたのゲームは、命をかけた真剣勝負。つまり恋愛、あなたのいう恋愛という闘いなのでしょう。それこそが律子さんらしいゲームというわけだ。そのゲームを私も始めてしまっている」

 「でも、あなたが負けることがわかっている闘い。それが私との恋愛よ。それなのに、あなたは闘おうとしている。そんな馬鹿なことはやめなさい、と私は言った。でも、あなたは私の前に、ただただ敗者となるために進んで存在しようとしている。本当に、それで悔いはないの。私は、必ず、あなたをぼろぼろにして、そう、廃人にして葬ることになる。それでもいいと、あなたは言うの? あなたはそんなゲームに加わろうと言うの?」

 「もちろんだ。律子さん。あなたの手によってなら、廃人にでも何でもなる」

 律子はそっと私の手をとって、柔らかい乳房にあてがった。豊かな膨らみが揺れ、ぷーんと、律子の香りが匂った。これが律子の愛なのだ。この膨らみの中に、私への愛が満たされているのだ。激しい喜びがかけめぐる。この膨らみを、律子の愛を全部、私はいま、手に入れているのだ。いまこの瞬間に、敗者となるなら、それでいいと思った。否、いま私は律子の前で敗者となる運命を自ら選んだのだ。

 ふいに、律子は乳房から私の手を払った。

 「あなたの負けでいいのね。あなたは、私の激しい愛の下に、早くも屈服したんだわ。それで、悔いはないのね。そう。ならば、もう私は勝者。あなたという男を征服した輝ける勝者ということになるわ。そうなのね」

 「まさにそうです。律子さん。いまこそ、私はあなたに征服された敗者なのです。あなたの愛にすべてを奪われ、すべてをはぎとられ、いまや、あなたの前に屈服することだけを許された負け犬なのです。そして、いま律子さんだけじゃなく、私も大いに輝いている。律子さんの目に、その輝きは映っていませんか」

 「お前は、やっぱり、捨てられる運命にある男でしかなかった。いつか、私にぼろ雑巾のように捨てられる。お前がそれを望んでいようといまいと、私は、お前をぼろぼろにして捨ててやる。それが私の愛だと、私は忠告したはずよ。でも、お前は、自ら、ぼろ雑巾になりたがったんだわ。痛快ね。ああ、素敵な恋愛。私をただ唯一燃えさせてくれる恋愛。ああ、お前の情けない、その表情がたまらないの。ああ、その通り。お前はいま、大いに輝いているわ。お前は、私に征服された。おまけに、征服されることを望んでいるんですもの。こんな、痛快なことって、あるかしら」

 思わず、律子を仰ぎ見た。律子がこれほど美しく見えたことがあったろうか。ああ、いままさに、探し求めていた女神がそこに降臨したかのような至福が貫いた。私は膝を折り、律子の前でたたずまざるを得ない衝動にかられた。律子が黙って差し出した右手をささげ持ち、甲に口をつけた。このときを待っていたのだ。ああ、律子にいま、すべてを支配されたのだ。

 「律子様」

 私は、この奴隷の言葉を口にせずにはいられなかった。いま、目の前にいらっしゃるのは、間違いなく女神なのだから。

 律子は満足そうに、立ち上がった。私の頭を、その美しいおみ足で押さえつけ、床にすりつけさせた。目の前に、真っ赤なペディキュアが光る律子の足指がぼんやり浮かんだ。見上げた。女神は微笑んでいた。私は、一心に、その指を吸った。いつまでも、いつまでも、吸っていたいと願った。頭上から、大きな笑い声が聞こえた。女神が楽しんでおられるのだ。ああ、女神に奉仕できる幸福が身体に広がる。

 「ああ、犬のようね」

 犬。その通りだ。律子のためなら、犬にだって、何だってなる。犬として、律子のそばにいられる幸せは私だけのものだ。ああ、私が、負け犬になって幸福なのが、律子様にもわかるはずだ。

 「いいわ。お前は、私の最初のテストに合格したようね。私はとてもうれしい。さあ、口を開けなさい。お前に、私の愛を少しだけあげるわ」

 私は、跪いたまま、顔を上げ、そして口を開けた。見上げると、そこに律子の笑顔が近づいていた。赤い口紅が少し動いた。やがて、一筋の光る液体が落ちてくる。白く糸を引いたような、その液体が、私の口腔を濡らす。どこまでも甘く、どこまでも厳しい味。私を奴隷の身に決定づける、そんなうむを言わさぬ味わいに酔った。飲み込むのが惜しい。もっと、舌先で味わっていたい。しかし、次第に私の唾液と混ざり合い、体内に消えていく。悲痛な思いで、それを見送った。ああ、もっと欲しい。もっと。

 「いつまで口を開けているの。ふふふ。もう儀式は終わったのよ」

 高笑いする律子に、我に返った。儀式・・・。そうだ、これで、私は律子の奴隷になったのだ。律子の愛を受ける権利を与えてもらったのだ。甘く、厳しい愛への忠誠をそっと誓わずにはいられなかった。

 「ちょっと着替えるから、手伝ってほしいわ。でも、見られるのは恥ずかしい。だから、着替えを手伝う間、目隠しをしてね」

 律子は大きめの黒い布を私の目にあてがい、頭の後ろできちっと縛る。闇が現れた。

 律子が歩くスリッパの音が、小さくなり、やがて、また大きくなってきた。代わって、衣擦れの音が聞こえる。いま、部屋着のトレーナーを脱いだところだろうか。ああ、ならば、いま白い胸を覆うブラジャーが目の前にあるはずだ。それとも、スカートをとったのだろうか。いや、あの音は、もっと上から聞こえたはずだ。

 「ふふ、お前は何を考えているだろうね。ちょっとお願い。これをはずして」

 律子が手をとって、持っていった先には、幅数センチほどの布が柔らかい肌に密着して、重なっていた。震えた。少し、私の右手の人差し指が律子の背中に触れたのだ。少し湿っているように感じられた。いま、目の前に間違いなく律子の白い肌が息づいている。それも、汗ばんでいるようだ。緊張して、布を引っ張りすぎてはならぬと、細心の注意を払う。闇の中で、女神の肌を思い浮かべ、淫らに匂いまでを探しながら、この作業をやり遂げねばならぬ。

 「とれたようね。じゃあ、こちらもお願いね」

 ああ、今度はもう少し下の方で、布が床に落ちるのを聞いた。

 「やさしく脱がしてほしいわ」

 律子がまた私の指先を誘導する。膨らみを感じた。豊かに丸みを帯びた、そしてくびれたような曲線を指先は感じていた。この感触だと、律子は私の方を向いているはずだ。ブラジャーをはずして立ちはだかる律子の姿を想像してはいけないなどと、どうか言わないで欲しい。女神がいま下半身を覆う下着ひとつで、私の前にいるはずなのだ。どんな下着を身に着けていらっしゃるのか。色は、形は、ああ、透けている部分はあるのか。闇の中で、必死に感覚を研ぎ澄まして、見えるはずのないそれを知ろうともがく。そうだ、匂いはどこだ。匂いだけは私に許されている。女神が発散する最上の香りはどこにあるのだ。もう、私は律子の匂いだけを探し続けるしかない。視界を閉ざされたまま、必死に顔を寄せ、匂いのありかを犬のように求め続ける私を、律子はきっと、満足そうに見下ろしているに違いない。

 「早くして」

 律子の声に、ゆっくりと両手の指先で下着の淵をさぐり、ややゴムを広げるように、慎重に下に下げていく。すると、その指先が律子の手ではずされた。大切にしている人形を取り上げられたかのような、悲しみが込み上げる。どうか、私のこの楽しみを奪わないで欲しい。しかし、そんな私の悲壮な願いが聞き入れられない、やるせない思いを引き裂くように、律子はこう言ったのだ。

 「どう? 口でやってみる?」

 なんということだ。それを女神は許してくださろうとしている。

 暗闇の中で顔を寄せ、先ほど指先が感じていた部分を探す。匂いがする。律子の肌の匂いが間近で感じられる。この鼻先に感じられるのは、律子の産毛なのだろうか。いま、目の前に律子の下半身が生きている。なんと幸せ者なのだろう。他のだれが、律子の肌に顔を寄せることが許されているというのだ。この幸福な時間がいつまでも続いて欲しい。私の体温と律子のそれとが、融合するには、もっともっと時間が欲しい。ああ、私は、律子の下腹部と同体になる時間が手に入れたくて、仕方がなかった。

 ふいに目隠しという小道具が、羞恥を忘れさせ、淫夢を限りなく増幅させることに気がついた。私は、ひとり、律子の身体を妄想し、そこに必ずある美しい裸身を思い描く。それも、どこまでも淫らに、どこまでも濡れた姿を。一方で、人は、どんなに恥ずかしいことも、その目を見られなければ羞恥とは感じないのかも知れぬ。いま、目隠しは、私の視界を奪っているが、これは律子の視線から、私の眼差しをも奪っている。ああ、これは救いだ。どんなに淫らな目をしていようと、その心の淫乱さは感づかれることはなさそうだ。

 そんな密かな願いが一瞬に砕け散った。目の前に、あまりにも白い美しい下着がはっきりと見えるのだ。どうしたのだ。闇が一瞬に取り払われ、私の淫らな夢だけをそのまま残し、現実の女神が私を羞恥の底に突き落としてしまったのだ。

 はっとして、律子を見上げた。目隠しをしていたはずの黒い布を持った律子の目に、私の目がはっきりと捉えられてしまっただろう。私の焦燥感は筆舌に尽くしがたい。きっと、どんな淫蕩な畜生よりも、淫らな視線を形成してしまっているはずなのは、自分が一番わかっていた。見られるはずのない自己の深層を白日にさらした羞恥がかけめぐる。目を伏せた。どうか、目を合わすのだけはお許しください。そう願って。

 「ふふ、どう? 私、きれいかしら」
 「ああ、律子様。とても、とてもきれいです。こんな美しい姿は見たことがありません」

 ああ、自分が嫌になる。こういうときに、世の男たちは、どう女性を賛美しているのだろう。その言葉が見つからない自分が腹立たしかった。どんな言葉であっても、律子が好ましいと思うのなら、何だって言いたい。ああ、それなのに、私ときたら、動転と、興奮と、羞恥にまみれて、気の利いた言葉が何も浮かばないのだ。

 しかし、律子の姿態は本当に美しかった。白い肌にただ抜けるように白い下着だけが映り、そのかすかにレースになった部分に、律子の密かな叢の影が浮かんでいる。律子の悪戯っぽい眼差しが完璧な女神を形づくっていると感じた。

 私は、その場で身体をかがめ、律子の足先に唇を寄せた。そうしなければいけないと思った。そうしたかった。そうすることを女神は欲しているのだとも思った。いつまでも、私は律子の足先に口づけ、ただただ、女神が発する命令を待ちたかった。どんな命令も、私には愛である。ああ、どうか、できるだけ酷い命令をお願いします。女神の命令が酷ければ酷いほど、それは私に下賜される深い愛だと私は思っていた。

 律子は、やおら私を膝立ちさせ、続けるように命じた。あわてて、私はやや後ろにまわり、口先でパンティの淵をとらえ、お尻の方からゆっくり下ろしていく。微妙な作業に、何度も何度も失敗しては繰り返す。律子はその姿を満足そうに笑って、眺めている。お尻の丸みを越えると、ようやく、太股のあたりまで、その芳しい布が下りてきた。ああ、目に入るのは豊満な臀部であり、その隠れた場所から発散される聖なる香り。もういつ律子の手でこの命を絶たれても構わないのだ。

 「いいわ。ちょっと待ってなさい」

 律子が、別室から戻った。
 息を飲んだ。

 律子は、黒く光るエナメルの衣装を身につけていたが、何より、手にしていたのは、黒く鈍く光る革の乗馬鞭であった。

 「全部脱ぐのよ。早く」

 厳しく命令すると、律子はゆっくりと椅子に腰をかけた。

 私はすべてを脱ぎ、律子の足元に崩れ、そして、また足先に唇を寄せる。ドミナの前で、快楽を渇望する奴隷の姿。それに私は酔いしれていた。

 激しい痛みが背中を打った。律子の愛がいま注がれ始めたのだ。痛みが幸福となって、全身を包み込む。これは快感なのか。否、幸福なのだ、と思った。ピシ、ピシ、という乾いた音が二人の間の空間を見る間に埋めていく。また痛みが私の身体を愛撫していく。

 激しい愛の意味を思う。ああ、これは頭で感じる愛情ではない。私の身体が律子の愛を貪欲に求めて蠢いている。もっと打って欲しい。もっと愛が欲しい。

 律子を見上げた。なんという幸福そうな表情をしているのだ。女神の幸福のための生贄なのなら、もっともっと打ち据えてほしい。私は歪んだ目で狂おしく訴える。女神は微笑んで、したたかに奴隷の背を打つ。私の幸福を最大限に高めようとしているかのようだ。いつまでも打ち続けて欲しいと願わずにはいられない。

 血が流れるか、皮膚が裂けるか。その先に何があったとしても、その極大の幸福を私は求めて訴え続けた。

 「愛してる、愛してるわ」

 鞭を打ちつづけながら、律子が叫び続けていた。意識が遠くなりそうな中で、女神の言葉を聞いていた。

Theme: SM(女王様とM男) Genre: アダルト

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